ポケモンも元気になったところで乗船場へと向かった二人。既に時刻は22時を回っていた。

東海道「おーい！グラジオ！」

グラジオ「あ、東海道さんとヨウか」

ヨウ「おまたせ～w」

グラジオ「なんか…ずっと気になってたんだけどさ、東海道さんとヨウは兄弟なのか…？」

ヨウ「何度も言われるけど、東海道さんと血縁関係は全くないわ」

グラジオ「ふっ、だよな…ヨウはカントー出身と聞いたが、東海道さんは言葉がジョウト出身だもんな（確かカントーとジョウトは繋がってたはず…）」

ヨウ「東海道さんは全く別空間の世界にある大阪からやってきた人なんやって」

グラジオ「！？…別空間の世界…？」

東海道「おい、ヨウ君、そんなことゴチャゴチャ言わんでええの」

グラジオ「えっ、東海道さん…それって…」

東海道「何か？」

グラジオ「ちょっと、耳貸していいかな？」

ヨウ「何二人でコソコソ話してんの？ｗ」

グラジオ（東海道くんの耳元で）「それって、ウルトラビーストの…」

東海道「ちゃうわ。どうしてここに来たかは機密情報やけど」

ヨウ「……（普段から言うてたくせになんやねんなｗ）」

グラジオ「……まあ、言えないことは言えないな。オレだって、言えないことは言えない（東海道さんの世界………）」

ヨウ「なんか、グラジオくん、行きたそうやけどｗ」

グラジオ「べ、別に…今はそれどころじゃないだろ！そうじゃなくても、オレは大変忙しいんだ…」

すると、クチナシがやってくる

グラジオ「……クチナシさん？」

クチナシ「ねえちゃん。おじさん、しまキングなのよ」

ヨウ「え！？そうなん！」

東海道「そうでしたか…ぼくは東海道です」

ヨウ「俺はヨウ」

クチナシ「東海道さんとヨウくんだね…2vs2形式で対戦するかい？」

東海道「ちょっと、待ってて」

二人は作戦を立てることに

ヨウ「どういう手を取るか…」

東海道「この手はどうか？」

グラジオ「……（東海道はいったい何者なんだ…？）」

ヨウ「いや、ここはちょっとこの方がええわ。この方がミッションクリティカルやと思うわ」

東海道「ああ…確かにｗ」

作戦を立てること15分…

ヨウ「うん、ええ感じや」

東海道「準備はええか？」

ヨウ「うん！」

クチナシ「ま、軽くねｗ」

グラジオ「礼ぃ！」

ヨウ「お願いします！」

東海道「オナシャス！」←ちゃんと言ったつもり

グラジオ「うむ」

ヨウ「……」

東海道「あ、噛んでしもうたわ…」←ヨウの視線を見て

グラジオ「……はいはい、試合開始！！（めんどくさい奴等だ）」

クチナシはヤミラミとアブソルを繰り出す

東海道「さあ、ヌマクロー出てきなさい！」

ヨウ「俺はバンバドロ！」

その頃、ハウは…

ハウ「はぁ…おれがしっかりしてたら…」

ハウ「あー久々のマリエだーマラサダ食べて気分転換しよー」

店員「いらっしゃいませ！店内でお召し上がりでしょうか？」

ハウ「うんー大きいマラサダ5個！」

店員「1,750円になりまーす。丁度ですね！揚げたてをお持ちしますので、番号札16番でお席までお持ちします。」

ハウ「ありがとねー」

3分後…

店員が揚げたてを持ってきた

店員「おまたせしました。ごゆっくりどうぞー！」

ハウ「ありがとねーいただきまーす！」→パクッ！！

ハウ「あー！久々のマラサダおいしーい…！」→パクッ！！

5個もあった大きなマラサダはわずか15分で完食した。

ハウ「あー！おいしかったー！」

そして、二人の勝負は…

東海道「マッドショットや！」

クチナシ「……あんちゃん…本物だよ…」

ヨウ「さあ、ムーンフォースや！」

ペルシアン「ぎゃあああああああああああああ…」

グラジオ「うん、ペルシアン戦闘不能」

東海道「うん！ヨウ君、ようやった！」

ヨウ「うん！」

グラジオ「三人は前へ！礼っ！」

ヨウと東海道「ありがとうございました！」

クチナシ「ふっ…あいつらの屋敷に乗り込む度胸と強さの持ち主とは分かっていたがこれほどとはね…本物だよ…持っていきな…アクZを…」

二人はアクZをもらう

ヨウ「おじさん…」

東海道「ウラウラ島での島巡り達成……万歳！！」

ヨウ「ばんざーい！」←両手を上げる

ヨウと東海道「ばんざーい！！ばんざーい！！！」←両手を上げる

グラジオ「おう…（やっぱりこの二人似てるな…）」

ヨウ「そういや、グラジオくん、今からどこ行くん？」

グラジオ「それがな…」

ハウ「ヨウとおっちゃん！」

ヨウ「……」→ハウをじっと見る

ハウ「あ…」

東海道「そういや、リーリエはどこに拉致されたん？」

グラジオ「エーテルパラダイスだ！」

ハウ「エーテルパラダイス？」

ヨウ「どういうことや…」

グラジオ「まあいいから…この船に乗れ！」

東海道「お、おう…」

こうして4人はエーテルパラダイスへと向かう船に乗り、23時11分、出港。

ハウ「グラジオ！、島キングと戦った後のおっちゃんとヨウは万歳してたよねー？」

グラジオ「それが？」

ハウ「おもしろくて、笑えるよねーｗ」

グラジオ「まあ、『万歳』はカントー地方の文化なんだし、お前のルーツもヨウと同じなんだから、それをあざ笑うのはやめなよ」

続く