ヨウ君とハウ君の東京観光 その1(両国国技館)

遠藤関の立て看板

中央本線経由で東京まで乗った3人は次の日、東京観光することにした。

7時16分 宿泊先のビジネスホテル

東海道「ん…今は7時か…」

東海道「起きて…」

トントントン


ヨウ「ん…おはよ」

東海道「おはよ、ハウ君も」

トントントン


ハウ「ん……」

東海道「おはよ」


ハウ「おはよー」

東海道「今の時間、下で朝食食べられるみたいやから、顔洗ってから行こか」

前回のように朝食をすませ、客室へ

東海道「9時出発でええかな」

9時、ホテルを出発

東海道「まず、駅行こか」


ヨウ「それにしても東京も暑い…」

東海道「暑いで。ホテル入る前に買ったスポーツドリンクがあるやろ」


ヨウ「あったあった」ゴクゴク


ヨウ「東京はどんなのがあるんだろうか」

東海道「まあ、いろいろあるわ」

3人は駅に到着し、きっぷを買うことに

東海道「大人1人と、子ども2人っと」

東海道くんは都区内パスを買った。

東海道「ヨウ君とハウ君これな」


ヨウ「これは?」

東海道「これは区間内1日乗り放題の」


ハウ「あとでお金出すからー」

東海道「うん。秋葉原駅で乗り換えて両国駅で降りるからな」

3人は改札を通り、乗車した。


ヨウ「やっぱり東京はイッシュ地方より桁違いにデカいw」

東海道「といってもデカいのはこのあたりだけや」


ヨウ「まあね、高尾とかすごくショボかったw」

品川駅出発後


ヨウ「この広い土地はなんのために?」

東海道「車両基地とかあったけど、再開発とかが進んで駅とかもできる予定らしい」


ハウ「あっちはビルだらけだー」


ヨウ「何もないのと高いビルといい、なんとも極端なw」

並走する新幹線が追い抜いていく


ハウ「あー三原駅で見た新幹線だー」


ヨウ「ここから三原までって距離にしてどれ位なんだろう?」

東海道「三原までならここから800km以上はあるんじゃないか」


ヨウ「800km…」


ハウ「おれたち、鉄道でどれ位の距離乗ったんだろー」

東海道「もう1000kmは乗ったと思うわ」


ヨウ「いや、もっと乗ってると思うw」

ヨウ君


ヨウ「あのモニターは加速するときは水色になって、ブレーキをかけるときは黄色に変わるんだ。おもしろい」

東海道「一目で分かるおかげで異常が瞬時に分かって柔軟に対応できる」


ヨウ「色々進んでるんだ」

秋葉原駅に到着した


ハウ「あらよっと!」

東海道「ぼくについてって!」

秋葉原駅

東海道「あっち行くと両国方面へ行ける総武緩行線ののりばや」


ハウ「りょーごく駅ってなにがあるんだろー?」

東海道「ハウ君が好きそうなの」


ハウ「マラサダ売ってるのかなー?」


ヨウ「あれは?」

東海道「ミルクスタンド。昔からあるわ」


ヨウ「飲みに行ってもいいよね?」

東海道「ああ、ええよ。ヨウ君ミルク類好きやもんな」


ヨウ「ありがとう!」

5分くらい生乳100%の純粋な牛乳を堪能していた。


ヨウ「この世界のミルクはそんなに味が変わらないw」

東海道「うんうん」


ヨウ「アローラのと比べたらちょっと濃いかな?」

東海道「とはいえ、今の時期はそんな変わらんぞ」

秋葉原駅駅名標

アナウンス「各駅停車、千葉行きがまいります。危ないですから、黄色い線までお下がりください。」


ハウ「りょーごく駅までどれくらいあるー?」

東海道「次の次や」

3人は千葉行きに乗って、両国駅まで乗ることに

総武緩行線前面展望


ヨウ「信号機の間隔が狭いw」

東海道「それくらい狭くしないと捌けないからな。」

4分後…

両国駅駅名標


ハウ「あらよっと!」


ヨウ「何があるんだろう?」

東海道「改札行こか」

3人は改札へ


ハウ「あーこれはー?」


ヨウ「ハラさんが付けていたのと似ているw」

両国駅にある優勝額


ハウ「かっこいいねー」

東海道「この優勝額の力士はともに異国からやってきた力士なんや」


ヨウ「右側の力士はおじさんと島巡りしてたときに見せてくれた、白鵬かな?」

東海道「そうそう。モンゴル・ウランバートルからやってきた。優勝40回という記録を持っている」※2018年7月現在


ハウ「なーんか、左側はじーちゃんみたいだなー」

東海道「うん。武蔵丸という15年前まで活躍していた米領サモア生まれの横綱や。今は親方となって指導している。」


ヨウ「15年前とか俺達まだ生まれてないしw」

東海道「ぼくについてって!」

3人は両国国技館へ

両国国技館チケット売り場


ヨウ「閉まってる?」

東海道「いや、開いてる。あっちや」

両国国技館


ハウ「立派だなー」


ヨウ「ここで相撲やってるのかな?」

東海道「うん。だが今はやってない。」


ハウ「残念だねー」


ヨウ「ん?立て看板がある」

東海道「ああ、せっかく来たんやし、記念写真撮ろうか」

東海道「撮るで!」

3横綱の立て看板

東海道「いいぞー」


ヨウ「真ん中は白鵬で左と右は誰だった?」

東海道「左は鶴竜で右は稀勢の里」


ハウ「あー!あっちにもあるー!」


ヨウ「ほんとだw」

土俵入り等身大パネル

東海道「ええな!」


ヨウ「これも、ハラさんの…」

東海道「ああ。横綱土俵入り。雲竜型と不知火型の2種類があってそれぞれで動きが異なるんや」


ハウ「へーこっちの方が奥深いんだー」

東海道「あ、ここに顔ハメパネルあるからヨウ君もハウ君も」

遠藤関の立て看板


ヨウ「俺、だっこされてるw」

東海道「ヨウ君もハウ君も似合ってる!」


ヨウ「俺を抱っこしているのは誰かな?」

東海道「遠藤や。角界一のイケメン力士で相撲女子には人気の力士なんやで」


ハウ「wwww」

さて、中入ろうか

3人は相撲博物館の中へ…


ヨウ「へー…相撲はこんなに奥深いんだ」

東海道くんは説明文を読み上げる


ハウ「すごい歴史あるんだー」


ヨウ「アローラ相撲より歴史あるから、もはやこっちが本場と言ってもいいよね?w」

東海道「まあなw」

3人は5月場所の映像を見た。


ハウ「鶴竜♪」


ヨウ「激しくぶつかってるw」


ハウ「ド迫力でいいなー」

東海道「だろ?」


ヨウ「それがここでやるんだと思うと…」


ハウ「あれはー?」

東海道「ん?ああ、あれか。あれは歴代横綱の写真やな」

東海道くんは明石志賀之助を指さす

東海道「初代横綱、明石 志賀之助」


ヨウ「写真はないのかな?」

東海道「いまから400年前なんやから、ないよ」

3人は色々見る。

東海道「これは双葉山や」


ヨウ「双葉山?」

東海道「不世出の横綱で69連勝という記録は今でも破られていない。」


ヨウ「なるほど。」


ハウ「双葉山って強かったんだねー」

東海道くんは大鵬の写真を指さす

東海道「これが大鵬。入幕から11年で優勝32回という記録は3年前まで破られなかった」


ヨウ「32回ということは」

東海道「年6場所あるから、5年間ずっと優勝し続けたことと同じ意味や」


ハウ「へーすごいなー」


ヨウ「白鵬はどれくらい?」

東海道「白鵬は今から14年前に入幕して40回。横綱になるまでちょっと長い道のりやった。」


ヨウ「なるほど」

東海道「ただ、最近は体の衰えか、休みがち」


ハウ「へー」

東海道「あとこれ」→東海道くんは双羽黒の写真を指さす


ヨウ「この横綱は?」

東海道「双羽黒なんやけど、一度も優勝したことのない横綱なんや」


ハウ「へー」


ヨウ「弱かったとか」

東海道「いや、部屋のちゃんこの味を巡って部屋を飛び出してそのまま引退してしまった」


ヨウ「お、おう…」

東海道「あとこれ」→東海道くんは曙の写真を指さす


ハウ「だれだー?」

東海道「初の外国出身横綱、曙。オアフ島出身といっても二人には分からんな」


ヨウ「うん。それに今までの横綱と違って強そう…」

東海道「まあまあ強かったで。相撲やってる頃は」


ハウ「え?」

東海道「引退後は格闘技に転向したけど…」


ヨウ「お、おう…これ以上言わなくていいからw」

東海道「あとこれも」→東海道くんは貴乃花と若乃花の写真を指さす


ヨウ「?」

東海道「貴乃花と若乃花。東京中野出身で実は兄弟で横綱になった」


ハウ「中野ってちゅーおーとっかいのー?」

東海道「そうそう」


ヨウ「兄弟で横綱ってすごいなw」

東海道「当時は若貴フィーバーと言われていて、連日マスコミが大きく取り上げて大騒ぎだったわ」


ハウ「今どうしてるのかなー?」

東海道「今は貴乃花は引退はして親方になってるけど、若乃花は引退してすぐ、相撲界から離れてテレビに出演したり、料理の監修したりしている」※2018年8月現在(現在は退職・廃業の方向)


ヨウ「なるほど」

東海道「そこから外国出身力士が5代続けて横綱になるんやで」


ヨウ「へえ」

東海道「武蔵丸、米領サモア生まれで出身地は曙と同じ、オアフ島。」


ヨウ「オアフ島ってどんなとこなん?」

東海道「オアフ島は…なんと言えばええかな…」


ヨウ「……」

東海道「年がら年中、暖かいとこやな。まあ、簡単に言えばアローラ地方みたいなとこ」


ヨウ「なるほど」

東海道「その後は4代連続モンゴル出身の横綱が活躍する。そのうちの白鵬と鶴竜は今でも現役」


ハウ「モンゴルはどこなんだろーねー」

東海道「オアフ島と真逆であと2ヶ月したら氷点下40℃を下回るし、空気が異常に乾燥しているから寒くても熱中症になりやすいらしい」


ヨウ「ある意味過酷だw」

東海道「このモンゴル初の横綱、朝青龍は8年前まで活躍していた横綱で入幕から9年で優勝25回を成し遂げた。相手に隙を与えない完璧な相撲をとってて、今から13年前には年6場所を全て優勝するという記録を残している。」


ハウ「すごーいw」

東海道「横綱は本来二人おるんやけど、朝青龍が昇進してから3年もの間、西横綱の地位に立たせなかったのはある意味白鵬よりすごい横綱だと思うよ」


ヨウ「それくらいプライド高かったんだ」

東海道「しかし、今から8年前に関〇連合というチンピラを殴ってしまい、その責任をとって引退してしまった」


ヨウ「え……なんでそんな人たちと…(カ〇トー連合とか言うのやめて…)」

東海道「それがなければ白鵬がこんな記録出すことはなかっただろう」


ハウ「残念だねー」


ヨウ「これが白鵬だね」→白鵬を指さす

東海道「うん」


ハウ「これはー?」→日馬富士を指さす

東海道「日馬富士や。5年で9回優勝した横綱。体は小さいけど、強かった」


ヨウ「小柄でも強かったんだ」

東海道「だけど、その日馬富士も去年の10月、同じモンゴル出身の力士に暴行して大怪我を負わせた責任をとって引退してしまった」


ヨウ「え…」


ハウ「何か残念だねー」

東海道「これが鶴竜。何度か優勝している」→鶴竜を指さす


ヨウ「鶴竜もモンゴル出身?」

東海道「うん。」


ハウ「これはー?」→稀勢の里を指さす

東海道「稀勢の里やな。去年1月に横綱になった。ここからちょっと離れたとこにあるいばらぎの牛久出身の横綱やけど…」


ヨウ「?」

東海道「いや、あの…最近休みがち」


ハウ「えー…」

東海道「いつか活躍する日がきたら…」


ヨウ「よっぽどアレなん?」

東海道「うん」


ハウ「ええ…」

3人は相撲博物館を出た

東海道「あっちいったらミュージアムショップがあるから、記念品買って行こ」

3人はミュージアムショップで相撲グッズなどを購入した。


ヨウ「これとか面白そうw」


ハウ「これもー」

3人はいろいろ買った

店員「600円のお返しです」


ヨウ「ありがとねー」

店員「66円のお返しです」


ハウ「ありがとー」

店員「1円のおかえしです」

東海道「ありがとうねー」

東海道「じゃあ、行こか」

3人は両国国技館を後にした。


ヨウ「相撲は奥が深いw」


ハウ「帰ったらじーちゃんにいっぱい話したいなー」

東海道「ええな!いっぱい話しよ」


ヨウ「次は何処行く?」

東海道「市ヶ谷駅へ行くで。今はまだ行きやすいけど、数日後には行きにくいところやから」


ハウ「なんだろー?」

3人は総武緩行線に乗り、市ヶ谷駅へ向かうこととなった。

 

続く

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