リーリエとともにポニ島巡り その2+ゲリラ豪雨

奥の部屋へ

東海道「ん?ハプウさん?」

ハプウ「おお、見ておったか!島キングや島クイーンは守り神が鎮守する島で暮らす者から選ばれるのだ」


ヨウ「…(知ってるわそんなこと)」

ハプウ「リーリエから聞いたがヨウは遠いところからアローラに来たばかりであろう?」


ヨウ「…(何くだらないギャグ言うとるんや)」

ハプウ「なのに輝く石を授かるのは特別な事なのじゃ!」


ヨウ「…(そうか?俺くらいならともかく、22のおじさんもカプ・コケコに好かれてそれ、授かってるやろ?w)」

ハプウ「童の爺様も選ばれていたのだが…数年前ぽっくり逝ってな…島キングは空席のままだった。で受け継ごうとしたものの、選ばれず、」

東海道「しかし、この島キングの制度ってほんま変やな。島の首領がおらんでも成り立つんやからなw自治体が数年以上機能してないことと同じ意味やぞw」


ヨウ「おじさん、それは言わない方がいいよ……」

ハプウ「リーリエ…そなたが探していた島クイーンはここにおるぞ」


リーリエ「は、はい!島クイーンさん。伝説のポケモンさんについて、教えていただければと存じます!」

ハプウ「日輪の祭壇に祭られるソルガレオのことか」


リーリエ「母が ビーストさんの 世界に……」


ヨウ(東海道くんの耳元で)「まあ、アローラ地方は全体的に遅れてるから、しゃあない」

東海道「なあw」

ハプウ「ビーストの世界なあ……うむ!知っていることを教えようぞ」

リーリエ「ハプウさん!」

ハプウ「というてもな……2本の笛で音色を奏で力を与えるだけだぞ。」

リーリエ「これですよね?」

ハプウ「おっ?ウラウラの湖にある笛じゃな。もう1本はナッシー・アイランドにある。なぜだかそこに置いておくよう、伝わっておるのだ…」


リーリエ「東海道さん、ヨウさん、ナッシー・アイランド……何かで読んだ記憶があります!ポニから離れた所にある無人島だとか……」

東海道「10年前に無人島の本読んでそこに潜伏していた逃亡犯がおったな…」


ヨウ「!?(どうしてw)」


リーリエ「と、とりあえず、行きましょう。」


ヨウ「おう!」

3人は歩いて海の民の村まで戻った。

16時57分 戻る途中(ポニの古道)


リーリエ「ヨウさんと東海道さんって、見た目が本当に似ていますね」


ヨウ「そう?」


リーリエ「だって、髪と目の色は黒いですし、顔もよく似ていますし…」


ヨウ「で、でもおじさんはこの世界の人やない」


リーリエ「でも、東海道さんとヨウさんって、本当に兄弟にしか見えませんね…」

東海道「何か繋がりでもあるんやないの?知らんけど」


ヨウ「意外にもあっちの世界の大阪や東京とこの世界のカントー地方とジョウト地方、ホウエン地方の人たちと共通するとこがありそうw」


リーリエ「東海道さんの世界…気になりますね…」

東海道「ポニの古道…熊野古道を連想するわw」


ヨウ「クマノ古道って?」

東海道「熊野古道はぼくの実家のある大阪から紀伊半島という半島を海岸沿いに沿って」(省略!)


リーリエ「なるほど…」


ヨウ「おじさんの世界も見応えありそうやw」

東海道「うむ」

17時15分 海の民の村


リーリエ「ヨウさん、お腹、大丈夫ですか?」


ヨウ「お腹空いたけど、あのZヌードルはもう食べたくないわ…」

東海道「そもそも食べ過ぎが原因やろそれは」


ヨウ「まあな…でも、アレ見たら、吐き気がしてきそうで…」


リーリエ「無理をなさらない方がいいですよ。」


ヨウ「うん。手持ちにある木の実でもかじっとくわ」


リーリエ「あ!団長!」

団長「おっ!会えたんか?」


リーリエ「はい!ハプウさんが島クイーンさんになられて……!」

団長「おお!よかったなあ!ハプウの爺さんも喜んでるやろ」


リーリエ「そ、それでですね!行きたいところがあるんのです。ヨウさん、どこでしたっけ?」


ヨウ「笛のあるとこやろ?」

団長「笛のあるとこ……?ああ、ナッシー・アイランドか!よっしゃ!コイキング丸で、のんびり行こうやないか!」

東海道「大体どれくらいかかるん?」

団長「10分くらいかかるで!」


ヨウ「おじさんはぼくの隣がええなw…」

東海道「ええよw」


リーリエ「……(すごく、仲よしでいいですね…)」

17時28分 ナッシーアイランド

団長「はあ……ようやく到着!ナッシー・アイランドやで!なんでも昔はここが試練の場所やったらしいな」

東海道「〇なっしー…アイランド…」


リーリエ「?」


ヨウ「なにそれ?」

東海道「いや、なんでもw」


リーリエ「ポケモンさんと共に未来への扉を開けるのが私のトレーナーのイメージです!だって、ヨウさんも東海道さんもハウさんもそうですもんね!」

東海道「おい、後ろ!デカいのがおるで!」


リーリエ「!」

ナッシー(アローラ)が襲いかかる


リーリエ「きゃあああ! ヨウさん!!」


ヨウ「あ!ギャラドス出てきて!ナッシーの頭に体当たりや!」


ギャラドス「(倒れろ!)」

アローラのナッシーは重心が高く、頭の重さで横転する


ヨウ「そのまんま、噛みつけぇ!」

アローラのナッシーはそのまま倒れる


ヨウ「よし!ギャラドスようやった!」


リーリエ「それにしても、アローラのナッシーは天候がいいからって育ちすぎて驚きました!…」

東海道「本能発揮すると、そこまで成長するとか、やっぱアローラやな」


ヨウ「おじさんのカメラもアローラで撮った写真とか、光量が強すぎてISO100という、低感度でもシャッタースピード速いもんな。それくらい、アローラは日差しも強いし、日照時間も長いってことや」


リーリエ「えっ!雨ですね……」


ヨウ「おじさん、リーリエ、あっちに洞穴があるから、そこに入ろ」

東海道「そうだな」

三人は洞穴に入った

バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ…


ヨウ「降り方が怖い……おじさんもリーリエもこの雨で怖いと思わんの?」


リーリエ「えっ?別に怖いとは思いません。アローラではよくあることです。(ヨウさんと東海道さんの間に挟まれると…ああっ…)」

東海道「別に怖いとは思わんが、アローラでもゲリラ豪雨あるんや」


ヨウ「おじさん…ゲリラ豪雨って何なん?」

東海道「ゲリラ豪雨は大気の不安定によってもたらされ、かつ正確な予測ができない突発的な集中豪雨のことや。温暖な地域でようあるわ。ぼくの実家がある大阪や東京とかは年中温暖というわけではないが、大都市圏内で排熱が多いから、ようあるわ」

バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ…ゴロゴロゴロ…


ヨウ「………」


リーリエ「私、雨を見ると思いだすことがあるのです(怖がっているヨウさんを少しでも…)」


ヨウ「?」


リーリエ「小さかった頃……映画の真似をして雨の中歌い踊っていたら、驚いたかあさまが傘もささずに飛びだしてきて……そしたらかあさま笑顔で……一緒に歌ってくれたのです……もちろん二人風邪をひき……一緒に寝ることになったのに私、うれしくて何度も何度もかあさま起こしちゃって………」


ヨウ「あの人も昔は子ども思いやったのにな…」

バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ…ゴロゴロゴロ…


リーリエ「えっと、ヨウさん、島巡りを終えたら……どうなさるんですか?」


ヨウ「それはおじさんの世界に遊びに…」

東海道「リーリエが聞きたいのはその後のことやないの?」


ヨウ「あ、そっかw実はそれ以後のことは分からんわw」


リーリエ「よかった…ヨウさんのようにすごい人でも決められないこと、あるんですね…私はトレーナーになってヨウさんとか東海道さんにいろいろ教わりたいな…」

バラバラバラ…バラバラバラ……バラバラ………バラ…………バラバラ……………

雨が止み、空に虹がかかる

東海道「おっ!これは…」

ピピッ!カシャッ!ピピッ!カシャッ!ピピッ!カシャッ!


ヨウ「おじさんwwwww」


リーリエ「何か良いことありそう…っというか、ありますよね!!」


ヨウ「うん…」

三人は先へ進む


リーリエ「ヨウさ…あれ?どこに…東海道さん!」

東海道「ん?それがその笛か」


ヨウ「ナッシー、しつこいっ!ドデカバシは翼を撃て!」


リーリエ「ヨウさん!2本の笛が揃いました!伝説のポケモンさんが現れるか分かりませんが、少なくとも音色を捧げられます!」


ヨウ「あ、あったん?」


リーリエ「お二人とも、ありがとうございます!では団長さんと一緒に戻りましょう!」


ヨウ「ちょっとまって!このナッシー倒してからで…」

続く

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