熱海駅に着いたヨウとハウと東海道くんの3人はJR東海管内へと入る前に飲み物を買うなどして休憩をすることにした。
《熱海駅ホームにある売店》
東海道「ヨウ君、多分静岡駅より西は晴れてて暑いと思うから、飲み物3本買っといた方がええわ」
駅の売店で会計を済ませた3人はまたホームまで登った。
ハウ「15両とか、めっちゃ長かったのに、ここから3両になるんだー」
東海道「ところが、意外にもそうならんわ。何故か知らんけど」
《3人は211系の車内に入った。》
ヨウ「でも、クハ210とあるから、あの迫力のある走行音はしないと思うわ」
東海道「終点まで乗るからな。終点でまた乗換や」
ヨウらが乗った211系は出発した。早速丹那トンネルに入る。
東海道「かつて、国府津から沼津を通ってたけど、遠回りやったし、急な坂が多かったから、今から90年前にここを通るようにしたんや。工事も大変だったらしいわ。」
《トンネルを抜け出し、函南→三島駅間を走行中》
東海道「これ聴くか?」
《東海道くんはヨウにスマートフォンとつながっているイヤホンを渡し、東海道くんはやしきたかじんの『やっぱ好きやねん』をヨウに聴かせた》
ヨウ「……(ん?大阪駅の発車メロディ?なんか、この独特の歌声…そして、この特徴的なコガネ弁…とても真似できなさそうな歌声だ…この人は一体…)」
《沼津駅到着前》
東海道「そろそろ降りるで」
沼津駅
《ヨウとハウと東海道くんは降りる》
東海道「沼津駅の雰囲気がヨウ君引っ越してくる前に住んどったとこと似ていたって言うとったやろ」
東海道「次はこの島田行きに乗って、静岡駅で降りるで」
東海道「島田まで乗らんでも静岡駅…いや、その4駅前にある興津駅から浜松行きがあって、島田駅まで乗っても結局それに乗らんとアカンから」
東海道「あれ聴くか?」
♪~(5点チャイム)
アナウンス「まもなく、1番線に12時37分発、普通列車、島田行きが5両編成でまいります。黄色い線までお下がりください。この電車は片浜、原、東田子の浦の順に停車します。」
ヨウ「……(ん…さっきの人の曲?東京を題材にした曲?そして、この特徴的なコガネ弁……)」
東海道「そうなん?」
東海道「ああ…あれね(ソルガレオのことか)」
東海道「ヨウ君、乗るで」
《ヨウらが乗った島田行きが出発した》
車掌「担当乗務員、運転士〇〇、車掌〇〇です。次は片浜です。」
ヨウ「……(あ、沼津駅を出ると…あの懐かしい感じがしなくなった…?やっぱり…)」
片浜駅出発
車掌「次は原、原です。」
車掌「まもなく、原、原です。お出口は右側です。ドアから手を離してお待ちください」
ドアが閉まります。ご注意ください。
♪~(ドアチャイム)
ハウ「なんか、鉄道の信号機って、ランプが5個あったりするのもあって面白いよねー」
東海道「うんうん」
ハウ「向こうが50Hzだっけ?60Hzだっけ?どっちだったー?」
東海道「向こうが60Hz。」
東海道「60Hzに統一すると言う話は合ったらしいが既に手遅れだった」
静岡駅到着
13時半、3人が乗った島田行きは静岡駅に到着した。
東海道「うん。この後に来る浜松行きに乗るで」
東海道「あれ?ああ、富士駅から身延線通って甲府行く、『特急ふじかわ』や」
東海道「山梨やから、山を越えた先にあるわ」
《そして、後続の浜松行きが到着した。》
東海道「うん」
《ヨウらが乗った浜松行きは定刻通り出発した》
車掌「担当乗務員変わりまして、運転士〇〇、車掌〇〇です。次は安倍川です。」
《3人が乗った浜松行きは島田駅を境に混雑する》
東海道「さっきのが島田止まりやから。乗ってくるよ」
東海道「うんうん」
3人が乗った浜松行きは定刻通り、終点浜松駅の1駅前の駅、天竜川駅に到着した。
東海道「ハウ君、そろそろ降りるで。終点や」
東海道「焦るな。まだ天竜川駅を出たばかりや」
浜松駅
東海道「あれ」
東海道「新所原を抜ければその先は愛知県や」
《浜松駅を定刻通り出発し、終点、豊橋まで乗った》
東海道「次はあっちに止まってる大垣行きに乗るか」
東海道「うん」
東海道「いや、真ん中が開いてるわ」
《3人は乗車する》
《定刻通りに出発したが、ヨウと東海道くんは旅の疲れなのか居眠りをしてしまう》
東海道「Zz………」
《蒲郡→岡崎駅間走行中》
東海道「はっ!?まだやな」
ハウ「ねーヨウの兄ちゃん、名古屋でオススメのスポットってないかなー」
東海道「オススメね…名古屋城とか…」
東海道「うん。ハウ君みたいやろ?」
東海道「じゃあ、1週間後くらいに行こか」
《二人で話をしながら時間だけが過ぎていった》
《金山駅に到着する》
東海道「うん」
東海道「金山駅や。次で降りるで」
《降りる準備で若干焦るヨウ。そして、名古屋駅に到着した。》
東海道「ああ、ぼくについて来て」
《ヨウとハウは東海道くんの後につく》
東海道「そうそう。名古屋名物、きしめんや」
東海道「うん。中入ろ」
《3人は店内へと入りきしめんを注文した》
店員「おそばときしめん、どちらにしますか?」
東海道「きしめんで」
2分後、出てきた。
ヨウ「平たいの麺だねw(一昨年、タマムシデパートで食べたのだw)」
東海道「食べるか。いただきます」
東海道「地域によって薄口か濃口かでちゃうからな」
ヨウ(小声で)「うんうん。(なんか、ジョウト地方の味がするw)」
《こうして、3人は完食した》
東海道「おいしかったよ。ごちそうさまでした」
店員「ありがとうございましたー」
《3人は退店する》
東海道「次は17時30分発の米原行きに乗ろうかと思ってる。」
ヨウ「うん。名古屋も降りると雰囲気がやっぱり違う。3番目の大都市と俺の兄さん(おじさん)が言ってたけど、俺の世界のカントー地方を上回ってるという実感がしてくるw」
♪~
アナウンス「まもなく、5番線に普通列車、岐阜行きが…」
東海道「この後や」
《普通岐阜行きが到着した4分後、新快速米原行きが到着する》
♪~
アナウンス「まもなく、6番線に新快速、米原行きが…」
東海道「うん」
《新快速米原行きが入線してくる》
《ドアが開く》
《降車する乗客がいなくなったことを確認した3人は乗車する》
ヨウ(小声で)「むしろ、枝分かれする線路の方がびっくりするw」
東海道「うむ」
東海道「まだや。あと3分や」
ヨウ「…(青信号でも出発時刻まで待つ…アローラでもこの習慣を堅持しなければ…!)」
《3分が経過し、定刻通り出発する》
東海道「してないよ。電車方式やから、加速がええんや」
東海道「40分。」
《清洲→稲沢間を走行中のこと》
《約30分、大垣駅に到着した》
《大垣→垂井駅間》
東海道「そろそろ揺れるから、気いつけや」
南荒尾信号場を通過し、313系電車は垂井線に入る。
ヨウ「あれは確か関ヶ原駅で合流するんじゃなかった?」
東海道「そうそう。あっちの方が坂緩いから、特急とか貨物がバンバン走ってる」
《関ヶ原駅到着前》
《外は次第に暗くなってきた》
ハウ「東京駅を9時に出て、今これだったら、大阪に着く頃には真っ暗だねー」
《3人は車窓を楽しんでいた》
東海道「忘れもんないな」
東海道「大丈夫やな。次で最後の乗換や」
《米原駅に到着する》
東海道「あっちに止まってる新快速播州赤穂行きに乗るで」
続く
軽量化のため、絵文字はそのままで表示されます。そのため、OSやブラウザによってはレイアウトが崩れたり、豆腐文字が表示するかもしれません。