ヨウ君とハウ君の青春18きっぷ大移動記 その3

3人は豊橋駅まで到達し、掛川行きを待っていた。


ハウ「豊橋駅って、広いねー」


ヨウ「でも、京都駅よりは狭いと思うw」

東海道「うん。広さでいうと京都駅の方が広いわ」

♪~


ハウ「あ!」

アナウンス「まもなく、7番線に普通列車、掛川行きが到着します。」

東海道「コレに乗って次の次から静岡県や」


ヨウ「いよいよ、静岡だ」

フアアアアアアアアアアン…←313系の警笛


ヨウ「!!」←警笛の音に驚くヨウ君


ハウ「驚きすぎだよーw」


ヨウ「ごめんごめんw」


ハウ「とうかいって、313系だらけだねー」


ヨウ「でもよく見ると、微妙に違う。ヘッドライトとかが」

東海道「313系自体、20年近く製造されてるからな。度重なる改良は加えている」


ハウ「なるほどー」


ヨウ「というか、新幹線に力入れすぎて、在来線に手が回らないだけなんじゃ…」

3人は車内へと入った。


ヨウ「この座席の形…思い出すなぁ…」

東海道「ああ、ロングシートか」

東海道(ヨウの耳元で)「もしかしてカントー地方の地下鉄がこんなんやった?」


ヨウ「うん」


ハウ「なるほどーカントー地方はみんなこの形なんだー」←「ポケモンの世界のことは言うな」と言われているのに思わず言ってしまう

東海道「……」

名古屋の鉄道ファン「え?京浜急行とか転換クロス走ってますよ?」←話に割り込んできた


ハウ「なにそれー?」

東海道「ああああ…その話はその辺で」←隠していたことがバラされると思い、必死になる


ハウ「……」

名古屋の鉄道ファン「………」


ヨウ(東海道くんの耳元で)「さっき、カントー地方とハウ君が言ったら、反応した人がいたけど?」←半信半疑になりながら

東海道(ヨウの耳元で)「なんか聞き間違えたんじゃないか」


ヨウ(東海道くんの耳元で)「だよね。この世界にカントー地方なんてあるわけない」

東海道「ほっ…」

ジリリリリリリリ…キンコン…キンコン…(ATS-STのチャイム)……………ピンポン!(ATS-PTのチャイム)…

車掌「この列車は12時3分発、東海道線上り、普通列車掛川行きです。二川、新所原、鷲津の順に終点掛川まで各駅に止まります。」

東海道「ちょっと、ハウ君」


ハウ「なにー?」

東海道(ハウの耳元で)「あまりそういうこと公に言わん方がええで」


ハウ「うん…」

12時3分 普通掛川行き発車


ヨウ「兄さん、次の二川から静岡に入るんだっけ?」

東海道「いや、その次の新所原駅からや」


ハウ「この肉まん食べるー」

東海道「あれ、豚まん言うんやけどな」


ヨウ「ブタまんって言うんだ」

東海道(ヨウの耳元で)「ぼくの空間でもぼくが住んでいる地域では肉は牛と豚と鶏という生物のが使われているんだ。その中でも大阪は肉といえば牛だから、牛を使ってるのは肉、豚を使ってるものは豚って区別してるんだ」


ヨウ「なるほど」

新所原駅到着

 

車掌「まもなく、新所原、新所原です。お出口は左側です。ドアから手を離してお待ちください。天竜浜名湖鉄道はお乗り換えです。」


ヨウ「ここから長い長い静岡県か…」

 


ハウ「しずおかって長いのー」

東海道「ホンマ長いで。まだ抜け出せないのかーって思うくらい」


ヨウ「いずれ、抜け出せるんだろ?なら、大したことないよね」

東海道「熱海駅までが静岡県、それより向こうは神奈川県や」


ハウ「熱海までどれくらいあるんだろー」

東海道「それはおたのしみ」

新所原駅出発


ヨウ「なんか、JR東海の運転士さんって、JR西日本の運転士さんより、はりきってるよね」

東海道「うん。乗客がいると大体そうしてるわ」


ハウ「それって、私服の監視員さんが監視しているかもしれないからでしょー」


ヨウ「恐ろしい監視体制wwwww」

東海道「それもあるかもな。たまに新幹線の特集で声を出して確認する仕草とかよう見るけど、あんなん、テレビ向けにやってるだけやし、この前、東海道新幹線で運転士が誰も見ていない密室の運転室で運転台に足を前に投げ出して運転していたし」


ヨウ「お、おう…」

弁天島駅


ヨウ「なんだこれw」


ハウ「すごい広いねー」

東海道「なんでこんなに広いのかはぼくにも分からんw」

弁天島駅付近


ハウ「なんかーこの感じが現実に引き戻されるような……」


ヨウ「うんうん……(アローラに戻ってきた雰囲気がするww)」

東海道「うん…」

ヨウとハウは現実に引き戻されるような空気になった

車掌「ご乗車ありがとうございました。まもなく、浜松、浜松です。1番線の到着、お出口は右側です。」


ハウ「こんな所にもでっかいビルが建ってるねー」


ヨウ(ハウの耳元で)「俺が前に住んでたカントー地方でもシルフカンパニーという会社の本社ビルでも十分高いと思ってたのに、それよりも高い高層ビルがこんなにあるとは…おじさんが言ってたことは本当なんだと改めて思ったわw」


ハウ(ヨウの耳元で)「線路の周りにもたくさん家が建ってるし、よく見るとちゃんと人が住んでるし、この世界すごいよ」

浜松駅に到着した。


ハウ「運転士さん交代かー」

東海道「終点まで乗るよ」


ヨウ「浜松も都会だな…」

そして、浜松駅を出発するが、ハウくんに異変が…

車掌「担当乗務員代わりまして、運転士〇〇、車掌〇〇です。次は天竜川です。」


ハウ「お腹が痛い…」


ヨウ「え…」

東海道「ハウ君、食べ過ぎや…確か一番後ろにトイレあるから」


ハウ「う…」→足早に一番後ろの車両まで移動する


ハウ「すみま…せん…どいて…くださーい…」

約40m先にあるトイレに駆け込んだハウ君

磐田→袋井


ヨウ「それにしても遅いな…」

東海道「ヨウ君が様子を見に行ってきたら?」


ヨウ「そうだね」

その頃、ハウは…


ハウ「ハァ…ハァ…」→ギュルルルルブリッ…

ヨウはハウがいる一番後ろの車両のトイレの前まで行った


ヨウ「ハウ君、大丈夫か?」

車掌「ご乗車ありがとうございます。只今から」


ハウ「ちょっとまってー!う〇こが止まらないんだよー!」←かなり大声で客室まで聞こえる

乗客「!?」

車掌「……」


ヨウ「落ち着いて!ハウ君!終点までまだあるから(…そんな大きな声で言わないで…)」

車掌「どうされました?」←ヨウに話しかける


ヨウ「あ、俺の友達が食べ過ぎで下痢したみたいで…」


ハウ「ヨウー、おれは大丈夫だからー!」


ヨウ「ハウ君、分かってるからそんな大きな声で言わないで…」

車掌「………どこまでお乗りになられますか?(大きな声出してるあたり、大丈夫そう)」


ヨウ「終点の掛川までですけど?」

車掌「もし、下痢が続くようであれば教えて頂けませんか?」


ヨウ「はい」

その直後…


ハウ「ヨウーおまたせーwスッキリしたーw」


ハウ「あれー?車掌さん、どうしたのー?」

車掌「お友達さんが心配されていたので、確認のためまいりました…」


ハウ「おれはーもう大丈夫!」


ヨウ「ハウ君、大丈夫そうだねw」

車掌「えっと…ご乗車ありがとうございます。只今から切符の拝見をさせて頂きます。」

ヨウは青春18きっぷを取り出す。


ヨウ「これですよね?」

車掌「えっと…もう1回分は?…」


ヨウ「ハウ君のは俺の兄さんが持ってます」

車掌「その方は何処におられます?」


ヨウ「先頭車に乗ってます。」

車掌「でしたら、各車両回ってきますので、そちらの方に戻ってください」


ヨウ「わかりました」

二人は東海道くんがいる先頭車に戻る


ハウ「おまたせー」

東海道「大丈夫そうやなw」


ヨウ「あとで車掌さんが切符の拝見に来るみたい」

東海道「ああ、そうか」→東海道くんとハウの青春18きっぷをカバンから取り出す

しばらくすると…

車掌「あの…拝見、お願いします」

東海道くんは自分のとハウの青春18きっぷを取り出して、見せる

運転士「第一閉塞、進行!」

車掌「ありがとうございました」→足早に最後尾車両へと戻る


ヨウ「ハウ君、食べ過ぎ」


ハウ「ゴメンよー…」

東海道「まあまあ、食べ過ぎはアカンわ」

東海道「そういや、ぼくとヨウ君は飲み物以外ほとんど口にしてないよね?」


ヨウ「言われてみればwそれにまだお腹が空かないww」


ハウ「それはー列車に乗ってることに夢中になってるからよーw」

東海道「それはあるかも」

こうして、終点の掛川駅に到着した…

掛川駅


ハウ「あらよっと!」


ヨウ「掛川…静岡を抜け出せるまであとどれくらいあるんだろう…?」

東海道「まだ1/5や」


ハウ「でも、静岡にある駅全てに停まるから、覚えられるんだよねー」


ヨウ「言われてみれば…天竜川、豊田町、磐田、袋井、愛野…掛川…」

東海道「何度も往復していると自然に覚えられるぞ」


ヨウ「次はどれに乗り換えるんだっけ?」

東海道「次は隣のホームに来るわ」


ハウ「なんか静岡って、アローラっぽいよねー」


ヨウ「俺はそう思わないけど…」

東海道「うん」


ハウ「……」

3人は静岡行きの到着を待っていた…


ヨウ「あ、きたきた」

3人は静岡行きに乗車する


ハウ「あーすずしー」


ヨウ「暑い所から涼しいところに入ると爽快感がすごいw」


ハウ「列車の冷房はドア全開にしても冷えるってすごいねー」

東海道「架線から大電流が取れるし、ドアの開閉も多いから超強力や」


ヨウ「なるほど」

静岡行き 発車


ハウ「静岡行きってことは静岡の代表駅なのー?」

東海道「そうだよ」


ヨウ「でも抜け出せるまでまだまだなんだろ?」

東海道「まあな」

菊川→金谷


ヨウ「おお…茶畑が広がる風景がいい。これ全部静岡茶になるんだ…」

東海道「うむ」


ハウ「うねうねカーブが多いねー」


ヨウ「どこまでも続く、茶畑…すごい生産量だw」

安倍川駅

東海道「安倍川の次は静岡や」


ヨウ「いよいよ、終点だね」


ハウ「新幹線と道路と並走するって面白いねー」

東海道「そういや、この前雨量があまりにも少なくて瀬切れという川が流れない状態になってたとこやな。例年ならそんなことなかったのに…」


ヨウ「こういうのって、地球の機嫌で左右されるから仕方ないよ」


ハウ「そんなことよりーここにも高層ビルが建ってるねー」


ヨウ「うん」

静岡駅


ハウ「あらよっと!」


ヨウ「まだまだ抜け出せそうにないな…」

東海道「長いやろ」


ハウ「ねー」


ヨウ「お腹すいたな…」

東海道「ここに立ち食いそばがあるから、そこで食べよ。ただちょっと、急いで食べてくれないかな?」


ヨウ「わかった」


ハウ「おれはーまだいいー」

富士見そば

ヨウと東海道くんは静岡駅のホームにある立ち食いそばで食べることになった

おばちゃん「かけそばとかき揚げね」


ヨウ「おいしそう…いただきます!」→ズルズルズル


ヨウ「あ…懐かしい味がする…」

東海道「おいしいやろ。薄口側のぼくもこれはうまいと思うわ」


ヨウ「うんうん、出汁は何なのか分からないけど利いてるし、ほどよい甘みが誘ってるし、薄揚げもおいしい」

東海道「そうそう。黒い出汁の鰹が利いてるよね」

あまりの美味しさに出汁まで飲みきった二人


ヨウ「とてもおいしかった!ごちそうさま!!」

東海道「おいしかったよ。」

おばちゃん「ありがとうね」


ハウ「次はどれに乗るのー」

東海道「次に来る熱海行きや」


ヨウ「ということはこのまま静岡の端っこまで行けるってことだね」


ヨウ「これに乗るんだね」

東海道「うん」


ハウ「おれねーずっと立ってるの疲れたから、座るねー」


ヨウ「兄さん、今で3/5くらいだよね?」

東海道「それくらいちゃうかな…」


ハウ「静岡を抜け出せるまでまだまだだねー」

熱海行き発車


ヨウ「はぁ……」

東海道「どうした?」


ヨウ「いや、なんかな…」

東海道「気分でも悪いのか?」


ヨウ「いや、そうじゃなくて、懐かしい空気がして…」

東海道「あまり無理するなよ」

続く

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