ヨウ君とハウ君の嵯峨観光

渡月橋とヨウ

3人はお土産を届け、阪急高槻市駅まで移動した。


ヨウ「阪急か…」

東海道「うん」


ハウ「おれ、きっぷ買ってくるー」


ヨウ「あ、俺も」


ハウ「えっとー…280円区間…」


ヨウ「俺のもお願い」→ハウに140円を渡す

ハウは自分とヨウの分のきっぷを買った。


ハウ「買ってきたよー」

東海道「お、それじゃあ、乗るか」

3人は改札を通り、下りホームへ向かった。

東海道「お、丁度きたわ」

9300系特急


ヨウ「レトロ調だねw」

東海道「開業当初からこの色やからな」


ハウ「へー。伝統を守ってるんだー」

《特急河原町行きに乗って、桂まで乗ることに》

阪急と東海道新幹線の並走区間


ハウ「新幹線だー」


ヨウ「よく見ると、新幹線と阪急の線路の幅って、同じなんだw」

東海道「うん。偶然の一致やな。53年以上前に遡るが新幹線が開業する前、新幹線が通るということで阪急も高架化した。高架化工事の際、長期間運休なんてできんから、既に出来上がってた新幹線の線路を仮設の線路として使ってたのは有名な話」


ヨウ「へぇー。線路の幅が同じだからこそだなw」

東海道「うん。」

《桂駅に到着した》


ハウ「あらよっと!」

東海道「ええ感じや」


ハウ「阪急って、見た目もいいし、中もレトロでいいよねー。次はどれに乗るのー?」

東海道「準急の向こうにあるホームな」

《3人は嵐山線ホームに向かった》

嵐山線ホーム


ハウ「真ん中にドアないねー」


ヨウ「なんでだろうねw」

東海道「8年前までは特急車で阪急の主力車両やったんやけど、特急種別の停車駅が増えたが故に乗り降りに時間がかかったりして、運行に支障が出始めたからさっき、高槻市駅から桂まで乗ったのに8年かけて置き換えたんや。8両から4両に短くして今でも嵐山線で運行している。」


ヨウ「なるほど…」

6300系運転台


ヨウ「これって、両手で操作するのかな?」

東海道「うん。この車両から全部このタイプなんや」


ハウ(小声で)「ケンタロスライドみたいだよねー」


ヨウ「言われてみればw」


ヨウ「なんか、車内はさっき乗ってきたのと変わらないくらい新しく見える…」

東海道「それでも40年経ってるんや」


ハウ「そう見えない位ピカピカだよねー」


ヨウ「40年…俺のママより長い…」

東海道「阪急にはもっと古いのがあるで。50年とか」


ハウ「大切に使ってるってことだよねー」

東海道「まあな。その方が新しい車両を作らなくていいから儲けもガッポリだしw」


ヨウ「お…おう…」

《運転士さんが運転室に入る》


ハウ「あ、運転士さんきた」

ピーーーーーーッ!←ATSの音


ヨウ「そろそろかな?」

6300系車窓から嵐山方面を見る


ハウ「信号が変わったねー」


ヨウ「出発するね」

《嵐山行きが出発した》


ヨウ「線路1本だけ…?」

東海道「うん。70年以上前は複線だったけど、いろいろな事情で単線になったんや」


ハウ「それってー?」

東海道「その話はしない」


ヨウ「?」


ハウ「嵐山線入ったら、落ち着いた風景が広がってていいよねー」

東海道「うんうん」


ヨウ「ここの運転本数は何本だっけ?」

東海道「ここは(毎時)4本や」


ヨウ「それでも4本か…誰も乗ってこないな…」

東海道「ただ、最近になってめっちゃ混むことがあって、ひどいときには乗れないこともあるわ。嫌な世の中になったな…」


ヨウ「お…おう…」

《上桂駅を出発》

しばらくすると…

ピーーーーーーッ!←ATSの音

カックン


ヨウ「!?」

カックン

車掌「ただいま、踏切の無理な横断で自動でブレーキがかかりました。」


ヨウ「危ないな」

東海道「まだこんなんはマシやで。あっちなんかもっとひどい…」


ヨウ「?」

松尾大社駅付近

《松尾大社駅に到着》


ハウ「なんか、駅舎がマリエっぽいw」

東海道「この駅近くに松尾大社という神社があるからな。」


ヨウ「神社…この世界にもあるのか…」

東海道「うん」

《こうして…》

嵐山駅付近

東海道「そろそろ降りるで」


ヨウ「あっという間だったね」


ハウ「こういうのって、もーちょー線って言うんだっけー」

東海道「盲腸線…って、ハウ君、なんでそんな難しい言葉知ってんの?」


ハウ「だってー、おれのおじいちゃんが一度もーちょー切り取る手術を受けたんだー。京都線が大腸なら、嵐山線はもーちょーだろー」


ヨウ「……」

東海道「ま、まあな。嵐山駅は行き止まりやし」

《嵐山駅》


ハウ「あらよっと」

嵐山駅駅名標


ヨウ「嵐山だから、山が近いのかな?」

東海道「うん」


ハウ「どんな風景が待ってるのかなー?」

ウィイイイン!←ハウがきっぷを入れた時の音

東海道「あ、ちょっとまてや!」

6300系

ヨウ「あ、俺も!」

《ハウの後を追うため、ヨウと東海道くんは少し足早に改札の外に出る》

嵐山駅


ハウ「なんか、マリエっぽい駅舎だねー」


ヨウ「うんw」

東海道「ぼくについて来て」

嵐山駅付近


ヨウ「駅舎もマリエっぽいとこの付近もマリエっぽい?」

東海道「ま、まあ…マリエっぽいとこやけど、ちょっとちゃうわ」


ハウ「そうなのー?」

《ヨウとハウは東海道くんの後をついていく》


ハウ「マリエ庭園かなー?」


ヨウ「青空といい、風景といい、マリエじゃんw」


ハウ「蒸し暑いけどw」←蒸し暑さには慣れていない


ヨウ「うんw(おじさんの空間ってなんでこんなに蒸し暑いんだ…w)」

東海道「今日のこのあたりの予想最高気温は34度らしいから、気いつけや」

渡月橋


ヨウ「橋?」

東海道「渡月橋を渡ろうか」

渡月橋


ハウ「木でできた橋かなー?」

東海道「まあな」


ヨウ「その先には何があるんだろう?」

渡月橋北


ハウ「なんか、人がいっぱい…」


ヨウ「うん。だけど交差点が狭すぎる…」

東海道「ここはいつも観光客でいっぱいや」


ハウ「そうなんだー」

渡月橋とハウ

東海道「秋になればあの山が紅葉になるんや」


ハウ「へー。この世界は四季があるんだー」

渡月橋とヨウ


ヨウ「……俺が4歳の頃、ジョウト地方のなんだったか忘れたけど、この風景となんとなく似た所に行った覚えが…」

東海道「うん」


ハウ「そういえばーこの付近もアレに似ていたよねー」

東海道「うん」


ヨウ「?」


ハウ「ヨウ、天気予報見てたら、ジョウトにそっくりな形をしたのがあっただろー?」


ヨウ「!?……」←NHK天気予報を思い出す


ヨウ「ああ…近畿東海北陸だっけ?偶然の一致というのか…なんというのか…」

東海道「うん」


ヨウ「………」

ヨウは若干困惑気味…


ハウ「ヨウの兄ちゃん、次はどこに行くのー?」

東海道「嵐電乗ろうかと」


ヨウ「それって、どこに?」

東海道「ぼくについてきなさい」

続く

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